半藤一利『荷風さんの昭和』
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半藤一利『荷風さんの昭和』

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戦争へ、破滅へと向かう昭和前期の20年間。世間を見つめる永井荷風の視線はあくまでも低く、驚くべき適確さで世界の不穏の風を読み取る。『断腸亭日乗』を中心に、昭和という時代風景の中に文豪の日常を描き出した傑作。 ■目次 一筋縄ではいかぬ人 この憐れむべき狂愚の世―昭和三年~七年 女は慎むべし慎むべし 「非常時」の声のみ高く―昭和八年~十年 ああ、なつかしの墨東の町 大日本帝国となった年―昭和十一年 浅草―群衆のなかの哀愁 軍歌と万歳と旗の波と―昭和十二年~十四年 文学的な話題のなかから 「八紘一宇」の名のもとに―昭和十五年~十六年 月すみだ川の秋暮れて “すべて狂気”のなかの正気―昭和十六年~二十年 どこまでもつづく「正午浅草」 ■著者略歴 1930 年、東京生まれ。53年、東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役などを経て現在、作家。『漱石先生ぞな、もし』(新田次郎文学賞受賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞受賞)、『昭和史』(毎日出版文化賞特別賞受賞)など著書多数。 ■書誌情報 ・発行:筑摩書房 ・発行日:2012年 ・文庫 / 366ページ