永井義男 『本当はブラックな江戸時代』
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永井義男 『本当はブラックな江戸時代』

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江戸時代を無邪気に礼賛する風潮に一石を投じる一冊。江戸は本当に人情味に溢れ、清潔で安全だったのか。遊郭はユートピアだったのか。著者が明らかにするのは現代からすれば顔をしかめたくなる現実だ。 裏長屋は糞尿や生ゴミの腐臭が漂い、街中では肥桶を引っ繰りかえす事故が頻発していた。江戸っ子は「一日二回入る」ほどの風呂好きとも言われるが、1週間にせいぜい1回程度。 治安が良かったわけでなく事件が起きても当事者同士の金による示談が多く、表沙汰にならなかっただけ。遊女も年季の途中で感染症で病死する者が大半だったとか。 タイトルは過激なものの、江戸時代を暗黒時代として捉えたいわけではなく、視点はあくまでも客観的。 当時の写真や戯作の挿絵などを用いながら、江戸の実態を浮かび上がらせている。 ■目次 第1章 江戸はブラック企業だらけ  休日は年に二日しかなかった  休暇がもらえるのは九年目 第2章 安全ではなかった江戸の町  危険な警察業務は庶民がになう  町奉行所に市民を守る意識は希薄 第3章 食の安全・安心などはなかった  江戸の水を飲むと下痢  旬の食材はそれしかなかったから 第4章 きたなくて残酷だった江戸の町  江戸はリサイクル都市だったのか  異臭が鼻をついた裏長屋 ほか) 第5章 高い識字率のまやかし(識字率世界一は本当か;お寒い武士の教養、文武両道はウソ ほか) ■著者略歴 1949年、福岡県生まれ。97年『算学奇人伝』で第6回開高健賞を受賞。他の著作に『江戸の下半身事情』『お盛んすぎる江戸の男と女』『江戸の性語辞典』がある。 ■書誌情報 ・発行:辰巳出版 ・発行日:2016年 ・文庫 / 256ページ