渡辺豪『遊郭 ポストカードセット』(限定品・50枚)
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渡辺豪『遊郭 ポストカードセット』(限定品・50枚)

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¥10,780 税込

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カストリ出版・渡辺豪が2012年から2014年を中心に、全国400箇所以上の色街(遊廓・赤線・青線・私娼靴その他)を巡り、撮影記録。その中から選り抜き、あらためて現像しなおした写真を用いたポストカード。函は一点ずつ京都の和紙職人による手づくりです。 蔦屋書店限定のプライベートブランドとして発売。 ポストカードサイズはB6(128 x 182 mm)で大きめなので、ハガキとして贈っても、インテリアとして飾っても映える大きさです。 ポストカードにはひとつひとつバイリンガルで説明を加えています。訪日外国人が増える今こそ、多くの外国人に遊廓があったことを、よりリアルに知って欲しいし、また外国からの視線が、私たちの過去への向き合う視座が変わるのではないか、そうした思いからバイリンガルとしました。 ■はしがき(添付説明書から) 遊廓とは、一定の区域に限って為政者が買売春を許容した制度、もしくは区域そのものを指す。 古くは豊臣秀吉や徳川家康が、京や江戸に遊廓を開設した例もあるが、日本国土を視野に収めるならば、『娼妓取締規則』の発布によって公娼制度が完成したのは、1900(明治33)年のことだった。 1958(昭和33)年に施行された売春防止法によって、沖縄県を除く国内の公娼制度が名目上廃止されるまでの、わずか約60年の間に、遊廓は制度の確立から制度の破棄へという曲がり角を180度曲がった。 大正14年にピークを迎え、552箇所を数えた遊廓は、戦況が熾烈を増すと、むしろその数を増やし、戦後に赤線と名を変えた娼街は、戦前の倍にあたる1,176箇所が簇生した。 都市化、工業発展、帝国主義、戦後復興で沸き立つ近代日本の底には、遊廓とそこで交情する男と女があった。 遊廓とは近現代の影であり、近現代の産物である。 私が遊廓を調査し始めたのは2011(平成23)年のことで、私は遅かった。わずか数ヶ月前に娼家が取り壊されたことを、訪ねていった遊廓跡近くに住む人から聞くことも数えれば切りがない。 じっくりと腰を落ち着けてフィールドワークに取り組める時期はとうに過ぎていることを知った。残された短い時間でできることは、視覚資料を残すことだった。 それから、400箇所以上の全国の色街跡訪ね、撮影記録を行った。 今やネットを検索すれば、遊廓跡を写した写真が無尽蔵に出てくるが、ネットは同時に偏りを生むから、ネット上にない地点、あるいはこれまで誰も写してこなかった内部、例えネットで既に公開されている地点であっても、深夜、雪景色、小雨模様の中で撮影し、異なる表情を収める事に努めた。 ここに収録した多くの娼家は既に失われている。 ■書誌情報 ・収録:50枚 ・解説執筆:渡辺豪 ・発行:CCCアートラボ 株式会社 ・発行日:2019年