景山佳代子『性・メディア・風俗 週刊誌「アサヒ芸能」からみる風俗としての性』
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景山佳代子『性・メディア・風俗 週刊誌「アサヒ芸能」からみる風俗としての性』

¥2,592 税込

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昭和33年施行された売春防止法、その前後から性風俗の変遷を現在もなおも追い続けているメディアがある。『アサヒ芸能』である。 昭和31年発刊(前身となった『アサヒ芸能新聞』は昭和21年)の週刊誌『アサヒ芸能』。出版社系週刊誌としては、『週刊新潮』(昭和31年刊)に次いで古い。 昭和31年に施行された売春防止法によって赤線を失った男たちは、街のどこでどうやったら遊べるのか、情報を得る必要に迫られる。同時にビジネスマンにとって、出張とは解放感と昂揚感が高まる非日常の一コマであり、出張先での水先案内人としてレジャー系週刊誌は活躍の場を見出していく。 〝線後〟の性風俗を『アサヒ芸能』の誌面、当時の編集者へのインタビュー、さらには赤線経営者へのインタビューなど貴重な証言と併せて解剖する。 ■目次 ・序章 「性風俗」と週刊誌『アサヒ芸能』  はじまりのようなもの  本書の問い  なぜ「性風俗」なのか  なぜ週刊誌『アサヒ芸能』なのか  本書の構成 第1章 週刊誌『アサヒ芸能』の誕生  週刊誌『アサヒ芸能』前史  二つの「アサヒ芸能」 第2章 「二流」のスタンスの確立と赤線  風俗としての赤線  赤線吉原と売春防止法  マスメディアと売春防止法  売春防止法と週刊誌『アサヒ芸能』 第3章 週刊誌『アサヒ芸能』と性風俗の構成  盛り場と性風俗――赤線吉原の衰退と復活の「兆し」  メディアのなかの街・千葉  性風俗とメディア 第4章 週刊誌『アサヒ芸能』にみる性風俗生成の仕組み  記事から記者へ  性風俗の鳥瞰図  記者としての「出張マン」  〈パンマ〉の発見  〈地元・芸者〉とファンタジー  〈韓国エステ〉  性風俗、その死と再生 第5章 線の性風俗、その物語の構造  線と点の風俗  性風俗という物語のパターン  性風俗の構造  性風俗の変遷 第6章 「点」としての性風俗、その探索  週刊誌の目次と分析方法  性風俗20年の見取り図  「ヘルス」が性風俗になるとき  ことばと視覚  フーゾクの生誕  風俗からフーゾクにみるリアリティーの変容 第7章 週刊誌『アサヒ芸能』という風俗  身体化された性、民主化される性  すれちがう二つの知  恋愛の風俗化 ■著者略歴 景山佳代子(かげやまかよこ)大阪大学人間科学研究科(博士)。神戸女学院大学文学部総合文化学科准教授。専門は社会学。 ■書誌情報 ・編者:景山佳代子 ・発行:ハーベスト社 ・発行日:2010年 ・A5版 / 228ページ / モノクロ