藤井誠二『沖縄アンダーグラウンド 売春街を生きた者たち』
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藤井誠二『沖縄アンダーグラウンド 売春街を生きた者たち』

¥2,160 税込

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「特飲街」と呼ばれた売春の街。沖縄の戦後史の闇を妖しい光で照らし続け、浄化運動の波に消された街を丹念に取材し、沖縄の「もうひとつの戦後史」を描き出す比類なきルポルタージュ──。 2010年を過ぎたころ、「沖縄の恥部」とまで言われた売春街が、官民一体となった「浄化」運動によって消滅した。著者はその前からこの街に入り、売春に従事する女性、風俗店経営者、ヤクザなどに綿密な取材を行い、街の内実と市民社会からの偏見の構造を明らかにしていく。 この街の歴史を辿ると、それは敗戦直後から沖縄で頻発した米軍兵士による凄まじい暴行事件への対応策でもあった。米軍占領下に置かれた沖縄の戦後史を、売春街に生きた者たちの肉声が描き出す。 ■目次 ・眩い街へ、妖しい光へ ・消し去られた街、生の痕跡 ・変貌する夜に生きる者たち ・闇社会の収奪システム ・娼婦とヤクザと革命――幻の映画『モトシンカカランヌー』の「アケミ」を捜して ・歴史の底に置かれた売春女性――佐木隆三が見た沖縄 ・「レイプの軍隊」と沖縄売春史 ・売春街の子どもたち ・浄化の論理と、夜の身体と ・作家・沖山真知子の記憶 ■著者略歴 藤井誠二(ふじいせいじ)1965年、愛知県生まれ。ノンフィクションライター。愛知淑徳大学非常勤講師。教育問題、少年犯罪などの社会的背景に迫る。テレビコメンテーターやラジオ、インターネット放送でパーソナリティも務めている。著書に『人を殺してみたかった―愛知県豊川市主婦殺人事件』、『少年に奪われた人生―犯罪被害者遺族の闘い』、『コリアン・サッカーブルース』、『殺された側の論理 犯罪被害者遺族が望む「罰」と「権利」』、『黙秘の壁―名古屋・漫画喫茶女性従業員はなぜ死んだのか』、共著に『沖縄 大人の社会見学R18』『肉の王国―沖縄で愉しむ肉グルメ』(ともに仲村清司氏、普久原朝充氏との共著)、『死刑のある国ニッポン』(森達也氏との対談)など50冊以上。 ■書誌情報 ・編者:藤井誠二 ・発行:講談社 ・発行日:平成30年 ・四六 / 352ページ / モノクロ