フリート横田『東京ヤミ市酒場 飲んで・歩いて・聴いてきた。』
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フリート横田『東京ヤミ市酒場 飲んで・歩いて・聴いてきた。』

¥1,728 税込

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今宵訪ねたい首都圏13ヵ所の、流転の飲み屋史 「狭く、薄暗いけど、何か癒される」。古びた大衆酒場、横丁、路地のあの感じはどこからやって来たのだろう? 答えは“ヤミ市"にあった。終戦後、露店商たちが肩を寄せ合って作った飲み屋街がルーツだったのだ。  いまも東京にわずかに残るそんな「ヤミ市酒場」。その流転の飲み屋史に、資料や100人以上の古老の証言から迫る。同時に、いまも人気の酒場へも潜入。  「ヤミ市酒場」の過去と現在、泥酔しながら両方を見つめ、見えてきたのは、古き良き大衆酒場の未来。昭和レトロに終わらない、酒場好き必読のルポルタージュ。 ■はしがき(抜粋) とある酒場で古老から厳しい一言をいただいた。 「アンタがいくら美化したって、ヤミ市はいいもんじゃなかった」  庶民が売り買い・飲み食いしたヤミ市は、復興の象徴と言えるは疑いがないが、確かに古老の言う通りだ。調べを進めれば進めるほど、不衛生、土地の占拠、道路通行上の障害、旧軍の隠退蔵物資を密売して暴利を得た一部の人々の存在、外国人との抗争などの暴力、売春……大きな負の面があったことが分かる。ましてや私はその場を見たことはなく、臭いを感じたわけでもなく、頭の中でヤミ市のイメージを作っていただけである。古老の言葉は重い。  それでも私は『ヤミ市酒場』を好もしく捉えている。 (中略) 本書は、ヤミ市そのものを研究する本ではない。あくまでも今夜も飲みに行くことができる、『ヤミ市酒場』の今の本である。 (中略) そして本書にはグルメ誌のように美酒美食がほぼ出てこない。本書で用意した肴はひとつ。盛り場で生きてきた人々の歴史である。 ■目次 ・新橋 ・新宿 ・渋谷 ・池袋 ・大井町 ・神田 ・赤羽 ・西荻窪 ・吉祥寺 ・溝の口 ・横須賀 ・野毛 ・船橋 ・コラム:ヤミ市酒場のキーワード集、ヤミ市酒場の誕生と時代、横須賀で出会った〝最後の〟流し、ほかにもあった都内のヤミ市 ■著者略歴 フリート横田(フリートよこた) 文筆家・路地徘徊家。昭和54年築地生まれ、幼少期は江東区東陽、その後は茨城で育つ。出版社勤務を経て、独立後は編集集団「フリート」を立ち上げ、代表取締役を務める。タウン誌の編集長を経験したほか、現在も街歩き系ムックや雑誌の執筆・編集を多数手がける。戦後~高度経済成長期の街並み・路地・酒場・古老の昔話を求め徘徊。著書に『東京ノスタルジック百景ー失われつつある昭和の風景を探しに』世界文化社(2017)がある。 ■書誌情報 ・編者:フリート横田 ・仕様:A5 / 128ページ / ・発行日:2017/10/31 ・発行者:京阪神エルマガジン社