

日本髪と呼ばれる髪型はみな江戸時代の産物である。それは女性風俗の華ばかりでなく、日本風俗史上の一大偉観だった。
女の本能と感覚が、どう変化発揮されたか時代別に分類考証。多種多様の髷を生んだ社会機構を考察。図版200点
■著者 略歴
大正4年(1915)年12月、東京麹町生まれ。東大農学部卒。府立高校の頃から歌舞伎・邦楽の芸に魅せられて古いレコード収集で知られ、若手俳優との交流が始まった。戦後、型の研究・演出論が買われて俳優の相談相手となる。特に11代目団十郎に信頼された。1070年7月歿、享年55歳。
■書誌情報
・監修:金沢康隆
・発行:青蛙房
・発行日:平成28年(初版昭和36年)
・四六版 / 376ページ / モノクロ