マイク・モラスキー編『闇市』
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マイク・モラスキー編『闇市』

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日本の戦後史に造詣の深いマイク・モラスキー氏が編んだアンソロジー集。 〜本書「はじめに」より引用〜  とりわけ終戦直後、闇物資なしでは生きていけなかったということは、老若男女を問わず、誰もが何らかの形で闇市に頼っていたということでもある。作家たちももちろん例外ではなく、終戦直後が舞台となる作品には、闇市の風景が描かれていることが少なくない。(中略)闇市を描いた本書の作品群はある種の窓のようなもので、その向こう側にある当時の日本社会を様々な角度から光で照らして見せてくれるのである。  さて、作品を選考するに当たり、まず戦後文学や戦後史、あるいは闇市そのものに興味をもつ読者を想定した。さらに、日本文学の研究者のみならず、戦後および占領期を研究対象とする歴史学者や闇市を中心に調べている社会科学系の研究者など、多様な専門分野の研究者にとっても刺激的な構成になるよう工夫した。本書を手に取るすべての方に未知の作品との出会いがあるよう、あまり読まれていないと予想される作品を厳選したのである。 〜出版社よりコメント〜  戦直後を描いた文学作品のなかには、非合法の市場であった「闇市」の風景が描かれている作品が少なくありません。しかしいままで、社会現象として注目されることはあっても、「闇市」に特化したアンソロジーはありませんでした。  本書では、文庫化されていない作品や全集未収録作品も収録されており、全ての読者のかたにとって、未知の作品との出会いがあるような編纂になっています。  そして、マイク・モラスキーさんの読みごたえのある解説は、解説の枠をこえて、一つの「闇市文学試論」となっています。是非ご一読ください。 ■目次 太宰治『貨幣』 耕治人『軍事法廷』 鄭承博『裸の捕虜』 平林たい子『桜の下にて』 永井荷風『にぎり飯』 坂口安吾『日月様』 野坂昭如『浣腸とマリア』 織田作之助『訪問客』 梅崎春生『蜆(しじみ)』 石川淳『野ざらし』 中里恒子『蝶々』