『東京の性感帯』
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『東京の性感帯』

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〝輪タク屋のオヤヂ「未亡人でいい子が居るんです、どうですダンナ……」と氣をそゝる話をする…〟 ■書誌情報 ・題号:『東京の性感帶』 ・文字数:15000文字 ・仕様:A5変形 / 19頁 / 中綴じ  昭和27年に刊行された東京都内の赤線ガイド、『東京の性感帶』を復刻。  当著は東京都内の赤線地帯11箇所(+青線1箇所と街娼1箇所)の計13箇所を地図付きで紹介。収録された赤線地区は以下。 1.吉原 2.千住 3.鳩の街 4.玉の井 5.亀戸 6.新宿二丁目 7.新宿花園町 8.新宿その他 9.品川 10.洲崎パラダイス 11.小岩・東京パレス 12.新小岩・丸健 13.立石 記事中では赤線設置の経緯、女や店の特徴、料金体系も書き添えられ、当時の発刊目的としては色街探訪ガイドであることから、多分に猥雑な内容だが、赤線が現役だった昭和27年リリースという点からしても、赤線の名残が(都内であれば尚更)急速に消え入りつつある昨今、今回の資料は赤線を〝区域〟という空間の境界範囲から探る資料としては非常に有用なものである。 ■新小岩の項を少しご紹介  新小岩には「丸健」との通称・呼称を持つ赤線があった。新小岩の赤線といえば、この「丸健」という名の由来が最大の謎であり、同時に最も興味をそそられる点だ。  当著に拠れば、近在に多くの軍需工場が建てられ、いわゆる産業戦士のために保健組合が音頭を取って赤線を設置したために○の字に健を書いたのが由来となっている、といった趣旨が、なんと組合幹部自らの口を借りて明かされている。 ■赤線区域の見極め  赤線跡探索をした方であれば誰でも思い当たるかもしれない。疑わしい建物を見つけた場合、ここが果たして本来の赤線(娼家)であったのか?あるいは純粋な民家や旅館、スナック等に過ぎないのか?  ファサードが装飾的であったり、建物の一部に豆タイルやアールを纏っていただけでは娼家とは言い切れず、事実、遊郭・赤線を体験した街の古老から聴き取りを行うと、まったく関係の無い建物であったり、逆に全然目立たない建物がその実は娼家であったことを聴かされ、驚くことは珍しくない。 「赤線を見た目や勘〝のみ〟で判断してはいけない」  当著『東京の性感帶』には赤線区域の地図が添えられており、赤線の範囲を元に、より高い精度での調査に大いに役に立ってくれるに違いない。